脂肪移植とは?自己組織を活用したボリュームアップの基礎知識

自身の脂肪を採取し、別の部位に注入する施術。

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脂肪移植とは

脂肪移植は、自身の体から採取した脂肪を、別の部位に注入する施術を指します。一般的に、ボリュームアップや輪郭形成、しわの改善などを目的として行われます。採取された脂肪は、不純物を取り除くなどの処理が施された後、注入されます。

知っておくこと

効果の条件・限界

脂肪移植は、注入された脂肪が定着することで効果が期待されます。定着率は個人差があり、注入部位や脂肪の処理方法によっても異なるとされています。一度に大量の脂肪を注入した場合、定着しにくい可能性も指摘されています。注入された脂肪の一部は体内に吸収されるため、期待通りのボリュームが得られない場合もあります。

リスク・副作用・注意が必要な人

脂肪移植には、内出血、腫れ、痛み、感染、しこりの形成、左右差が生じるなどのリスクが報告されています。また、稀に脂肪塞栓症といった重篤な合併症のリスクも存在します。基礎疾患がある方や、免疫抑制剤を服用している方、血液凝固障害のある方などは、事前に医師に相談が必要です。喫煙は脂肪の定着率に影響を与える可能性があるため、施術前後の禁煙が推奨されることがあります。

一般的に誤解されやすい点

「一度注入すれば永久に効果が持続する」と誤解されることがありますが、注入された脂肪の一部は体内に吸収されるため、効果の持続期間には個人差があります。また、「脂肪吸引とセットで痩身効果も得られる」と考える方もいますが、脂肪移植の主な目的はボリュームアップであり、痩身を目的とした施術ではありません。

費用・期間・回数の目安

脂肪移植の費用は、注入する部位や量、クリニックによって大きく異なりますが、一般的に数十万円から百万円以上になることがあります。施術時間は数時間程度で、ダウンタイムは数日から数週間程度とされています。効果の持続期間や定着率には個人差があるため、複数回の施術が必要となる場合もあります。

どこで使われている?

脂肪移植は、顔のしわやへこみの改善(ほうれい線、目の下のくぼみなど)、豊胸、ヒップアップ、手の甲の若返りなど、様々な部位のボリュームアップや輪郭形成に用いられています。また、乳房再建術の一環として用いられることもあります。

覚えておくポイント

  • 自身の脂肪を使用するため、アレルギー反応のリスクは低いとされています。
  • 注入された脂肪の定着率には個人差があり、効果の持続期間も異なります。
  • 内出血、腫れ、痛みなどのダウンタイムが生じる可能性があります。
  • 稀に重篤な合併症のリスクも存在するため、事前の情報収集と医師との十分な相談が重要です。
  • 施術費用は高額になる傾向があり、複数回の施術が必要となる場合もあります。

免責事項

本記事は一般的な美容・スキンケア関連用語の解説を目的としており、特定の化粧品・サプリメント・施術の効果効能を保証するものではありません。実際の効果には個人差があります。美容医療等の医療行為については必ず医師の診断・指導を受けてください。本記事の情報を参考にした行動によって生じた肌トラブル・健康被害等いかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。

公的機関・学会の情報・参考文献

公的機関・学会の公式情報

  1. [1]
  2. [2]
    医療安全情報 №175 脂肪吸引・脂肪注入による合併症— 厚生労働省医政局
  3. [3]
    美容医療に関する診療指針— 日本皮膚科学会
  4. [4]
    美容外科治療ガイドライン— 日本美容外科学会
  5. [5]
  6. [6]

※上記は公的機関・学会の公表情報に基づく参考情報です。最新情報は各機関の公式サイトでご確認ください。

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