アレキサンドライトレーザーとは
アレキサンドライトレーザーは、特定の色素に反応する特性を持つレーザーの一種です。アレキサンドライトという宝石を媒質として利用し、波長755nmの光を照射します。この波長の光は、メラニン色素に選択的に吸収されやすいという物理的特性を持っています。美容医療分野では、この特性を利用した施術に用いられることがあります。
知っておくこと
効果の条件・限界
アレキサンドライトレーザーは、メラニン色素に吸収されやすいという特性から、毛のメラニン色素に反応して脱毛効果をもたらすことが期待されます。また、シミやそばかすなどの色素性病変に対しても、メラニン色素を標的として作用することがあります。しかし、メラニン色素の少ない産毛や白髪、色素の薄いシミなどには反応しにくいため、効果が期待できない場合があります。日焼けした肌や地黒の肌の場合、皮膚のメラニンにも反応してしまうリスクがあるため、施術が推奨されないことがあります。
リスク・副作用・注意が必要な人
施術後には、一時的な赤み、腫れ、熱感、かゆみなどが生じることがあります。稀に、水ぶくれ、色素沈着、色素脱失、火傷などの皮膚トラブルが発生する可能性も報告されています。ケロイド体質の方、光線過敏症の方、妊娠中の方、授乳中の方、てんかんの既往がある方などは、施術を受けられない場合があります。また、特定の薬剤を服用している場合も施術が制限されることがあります。
一般的に誤解されやすい点
「一度の施術で完全に脱毛できる」という誤解がありますが、毛には毛周期があり、成長期の毛にしかレーザーは反応しないため、複数回の施術が必要となるのが一般的です。また、「どんなシミでも消せる」という誤解もありますが、肝斑やADM(後天性真皮メラノサイトーシス)など、種類によってはアレキサンドライトレーザーが適さないシミもあります。
費用・期間・回数の目安
費用は施術部位や医療機関によって異なりますが、脱毛の場合、1回あたり数千円から数万円が目安となることがあります。シミ治療の場合も、範囲や回数によって変動します。期間は、脱毛では毛周期に合わせて1〜2ヶ月に1回程度の施術を複数回(5回以上)行うことが一般的です。シミ治療も、状態に応じて複数回の施術が必要となることがあります。これらの情報はあくまで目安であり、個人の状態や医療機関の方針によって大きく異なります。
どこで使われている?
アレキサンドライトレーザーは、主に美容皮膚科や美容クリニックにおいて、脱毛施術や色素性病変(シミ、そばかすなど)の治療に用いられています。具体的には、医療用レーザー脱毛機器として、様々な部位の脱毛に利用されています。また、Qスイッチアレキサンドライトレーザーという種類の機器は、より短時間で高出力のレーザーを照射できるため、シミやアザなどの治療に特化して使用されることがあります。
覚えておくポイント
- メラニン色素に選択的に反応する特性を持つレーザー。
- 脱毛や色素性病変の治療に用いられることがある。
- 毛周期やシミの種類によっては効果が期待できない場合がある。
- 施術後には一時的な皮膚反応や、稀に皮膚トラブルが生じる可能性がある。
- 複数回の施術が必要となることが一般的。
免責事項
本記事は一般的な美容・スキンケア関連用語の解説を目的としており、特定の化粧品・サプリメント・施術の効果効能を保証するものではありません。実際の効果には個人差があります。美容医療等の医療行為については必ず医師の診断・指導を受けてください。本記事の情報を参考にした行動によって生じた肌トラブル・健康被害等いかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。