ワキガ治療とは?腋臭症の軽減を目指す医療行為を解説

腋臭症の臭いを軽減・除去するための医療行為の総称。

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ワキガ治療とは

ワキガ治療とは、腋窩(わきの下)から発生する特有の臭い(腋臭症)を軽減または除去することを目的とした医療行為の総称です。この臭いは、アポクリン腺から分泌される汗と皮膚の常在菌が作用することで生じるとされています。治療方法には、外科的な手術や非外科的な処置など、複数のアプローチが存在します。

知っておくこと

効果の条件・限界

ワキガ治療は、腋臭症の原因となるアポクリン腺の活動を抑制したり、除去したりすることで効果が期待されます。治療の種類によって、効果の持続期間や軽減される臭いの程度は異なります。アポクリン腺が原因ではない汗の臭い(汗臭症)には、ワキガ治療が直接的な効果を発揮しない場合があります。また、治療によってアポクリン腺の数が減少しても、完全に臭いがなくなるわけではないこともあります。

リスク・副作用・注意が必要な人

外科的治療では、術後の痛み、腫れ、内出血、感染、瘢痕形成、皮膚の引きつれ、感覚異常などが報告されています。非外科的治療では、一時的な痛み、赤み、腫れ、熱傷、色素沈着、硬結などが生じることがあります。妊娠中や授乳中の女性、特定の基礎疾患を持つ方、アレルギー体質の方などは、治療を受けられない場合や、事前に医師との十分な相談が必要です。

一般的に誤解されやすい点

ワキガは不潔にしているから発生するという誤解がありますが、アポクリン腺の活動は遺伝的要素やホルモンバランスに影響されることが多く、清潔にしていても発生する可能性があります。また、ワキガ治療を受ければ完全に汗をかかなくなるという誤解もありますが、ワキガ治療は主に臭いの原因となるアポクリン腺に作用するため、エクリン腺から出る汗の量に大きな影響を与えない場合があります。

費用・期間・回数の目安

ワキガ治療の費用は、治療方法や医療機関によって大きく異なります。保険適用される外科的治療の場合、数万円程度が目安となることがあります。保険適用外の治療では、数十万円かかることもあります。治療期間や回数も方法によって異なり、外科的治療は通常1回の施術で完了しますが、非外科的治療では複数回の施術が必要となる場合があります。

どこで使われている?

ワキガ治療という用語は、主に美容皮膚科、形成外科、皮膚科などの医療機関で用いられます。具体的な治療方法としては、以下のようなものがあります。

  • 外科的治療:
    • 剪除法(皮弁法):わきの下の皮膚を切開し、アポクリン腺を直接除去する方法。
    • 吸引法:細い管を挿入し、アポクリン腺を吸引除去する方法。
  • 非外科的治療:
    • ボツリヌス毒素注射:アポクリン腺やエクリン腺の活動を一時的に抑制する。
    • 高周波治療:高周波エネルギーを用いてアポクリン腺を破壊する。
    • 超音波治療:超音波エネルギーを用いてアポクリン腺を破壊する。
    • レーザー治療:レーザーを用いてアポクリン腺を破壊する。
    • 外用薬:臭いの原因菌を抑制したり、汗の分泌を抑えたりする成分を含む薬剤。

これらの治療は、患者さんの症状や希望に応じて、医師が適切な方法を提案する際に使われます。

覚えておくポイント

  • ワキガはアポクリン腺から分泌される汗と常在菌が原因で発生します。
  • 治療方法には外科的なものと非外科的なものがあり、それぞれ特徴が異なります。
  • 治療効果や持続期間、リスク・副作用は治療方法によって異なります。
  • 保険適用される治療とされない治療があります。
  • 治療を検討する際は、医師との十分な相談が重要です。

免責事項

本記事は一般的な美容・スキンケア関連用語の解説を目的としており、特定の化粧品・サプリメント・施術の効果効能を保証するものではありません。実際の効果には個人差があります。美容医療等の医療行為については必ず医師の診断・指導を受けてください。本記事の情報を参考にした行動によって生じた肌トラブル・健康被害等いかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。

公的機関・学会の情報・参考文献

公的機関・学会の公式情報

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    日本美容外科学会 医療情報— 日本美容外科学会
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※上記は公的機関・学会の公表情報に基づく参考情報です。最新情報は各機関の公式サイトでご確認ください。