エラボトックスとは?咬筋にアプローチする美容医療施術の基礎知識

咬筋の発達によるエラ張りに期待される施術。

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エラボトックスとは

エラボトックスとは、ボツリヌス菌が産生するタンパク質を有効成分とする薬剤を、咬筋(こうきん)と呼ばれるあごの筋肉に注入する施術を指す通称です。この施術は、咬筋の働きを一時的に弱めることで、咬筋の発達によるフェイスラインへの影響を緩和することが期待されます。

知っておくこと

効果の条件・限界

エラボトックスは、咬筋の発達が原因でエラが張って見える場合に有効性が期待されます。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方、硬いものを好んで食べる習慣がある方などは、咬筋が発達しやすい傾向にあります。一方で、骨格が原因でエラが張って見える場合には、エラボトックスによる変化は期待されません。また、咬筋以外の筋肉や脂肪が原因の場合も、効果は限定的である可能性があります。

リスク・副作用・注意が必要な人

報告されているリスクや副作用には、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応などが挙げられます。稀に、表情の不自然さ(笑顔が引きつるなど)や、食べ物を噛みにくくなる、だるさといった症状が現れることもあります。妊娠中または授乳中の女性、神経筋疾患のある方、特定の薬剤を服用している方などは、施術を受けることができない場合があります。過去にボツリヌス毒素製剤でアレルギー反応を起こした経験がある方も注意が必要です。(参考:厚生労働省)

一般的に誤解されやすい点

エラボトックスは、小顔効果があると誤解されがちですが、実際には咬筋のボリュームを減少させることで、フェイスラインをすっきりと見せる効果が期待されるものです。脂肪やむくみが原因で顔が大きく見える場合には、エラボトックスでは効果が期待できません。また、即効性があると思われがちですが、効果が現れるまでには数日から数週間かかることが一般的です。

費用・期間・回数の目安

エラボトックスの費用は、使用する薬剤の種類、注入量、医療機関によって異なりますが、一般的に数万円程度が目安とされています。効果の持続期間は個人差がありますが、3ヶ月から6ヶ月程度が一般的です。効果を維持するためには、定期的な再注入が必要となる場合があります。施術回数については、効果の現れ方や持続期間を考慮し、医師と相談して決定されます。

どこで使われている?

エラボトックスは、主に美容クリニックや皮膚科などの医療機関で提供される美容医療施術の一つとして使われています。咬筋の発達によるエラの張りが気になる方や、歯ぎしり・食いしばりの改善を目的とする方などが、医師の診断のもとで施術を受けています。

覚えておくポイント

  • エラボトックスは咬筋の発達によるエラ張りに期待される施術です。
  • 効果の現れ方や持続期間には個人差があります。
  • 内出血や腫れなどの一時的な副作用が報告されています。
  • 骨格や脂肪が原因のエラ張りには効果が期待できません。
  • 施術を受ける際は、医師との十分な[カウンセリング](/articles/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0)が必要です。

免責事項

本記事は一般的な美容・スキンケア関連用語の解説を目的としており、特定の化粧品・サプリメント・施術の効果効能を保証するものではありません。実際の効果には個人差があります。美容医療等の医療行為については必ず医師の診断・指導を受けてください。本記事の情報を参考にした行動によって生じた肌トラブル・健康被害等いかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。

公的機関・学会の情報・参考文献

公的機関・学会の公式情報

  1. [1]
    ボトックス(ボツリヌストキシン)製剤に関する医療情報— 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)
  2. [2]
  3. [3]
  4. [4]
  5. [5]
  6. [6]
    美容外科治療に関する情報— 日本美容外科学会

※上記は公的機関・学会の公表情報に基づく参考情報です。最新情報は各機関の公式サイトでご確認ください。

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